2015年10月2日金曜日

「二丁目にDQXをアウトプットしたい」 ドラァグクイーン・ISUZU氏インタビュー

ISUZU モサ子

新宿二丁目で不定期に開催されているドラゴンクエストX(以下DQX)のゲイ向けオフ会イベント「ドラクエオフ会X」(以下ドラクエナイト)。このイベントのメインMCを務めるISUZU氏とスタッフのモサ子氏は「ゲイプレイヤーの可能性はまだまだ秘められている」と語る。




ISUZU

--ドラクエナイトのコンセプトを教えていただけますでしょうか?

ISUZU氏(以下、ISUZU):もともとはミョウガさん(※1)と「ドラクエナイトやりたいねー」なんて話していて、「ドラクエナイト」というワードありきのジャストアイデアでアウトプットしたイベントでした。でも、やるからにはやはり盛り上がるものにしたいですからね。議論を重ねてスキームを組んでいきました。

ゲイナイトといえばやはり"出会い"が重要ですから、ドラクエナイトもゲイプレイヤー同士が出会える場を提供したいというのがまず第一にあります。

モサ子氏(以下、モサ子):そうですね

ISUZU:ですから、第1回、第2回のときはねるとん投票用紙なんかも用意していました。結局その用紙が利用されたのは1枚だけだったので第3回以降は廃止してしまったんですがね(笑)

※1 二丁目を中心に活動するゲイパフォーマー。ドラクエナイトオーガナイザーを務めている。




--実際に皆さんは出会えているのですか?


ISUZU:出会えてますよ!ドラクエナイトがなければ繋がることがなかったかもしれないという出会いが結構ありますね。

モサ子:そうですね

ISUZU:DQX内だけですとなかなかチーム以外の方々と関わる機会も少ないですが、実際にリアルな会場に集まると友だちの友だちということで自然と会話の輪が広がったりしますしね。




--どんな方たちがいらっしゃいますか?

ISUZU:ネトゲにどっぷりハマっている方がメインターゲットですからね、インドア派の方が多いですよ。ゲイイベントにはあまり行かないけどドラクエナイトには行きますと言ってくださる方もいて嬉しい限りです。普段二丁目ではあまり見かけないようなが多いイベントだなというインプレッションがあります。

あとはDQXやってないけど興味があるからということでご来場されて、ドラクエナイトをきっかけにDQXを始めたなんていう方もいらっしゃいますね。

ドラクエナイトのコンプライアンスを守っていただければどなたでもご入場いただけますので、ノンケの男性も少数ながらいらしてくださったこともあります。楽しんでいただけてみたいです(笑)

モサ子:(笑)



--ドラクエナイトの苦労などはありますか?

ISUZU:なによりもネット回線の問題ですね。コロシアム対決ではWiiUやPCを8台用意して4対4のバトルとなるわけですが、8回線を安定して提供するというのがなかなかうまくいきません。ニコ生(※2)のDQXTV(※3)ですら時々回線トラブルが発生したりしていますからね。素人の私たちならなおさらです。とは言え、色々と試行錯誤は行っていますので、フレキシブルに対応していき徐々にブラッシュアップしていきたいと思っています。

※2 niconicoが提供するライブ配信(ライブストリーミングを用いた動画配信)サービス。
※3 ドラゴンクエストXTV。ニコニコ生放送で放送されているDQX公式番組。



ISUZU モサ子

--次回のドラクエナイトは2015年11月15日(日)開催ですが、とても楽しみです。

ISUZU:ありがとうございます。

今回の目玉は「リアル知の祝祭」と「種族対抗コロシアムトーナメント」ですね。

知の祝祭については今回が初めての試みです。会場の全員が参加可能なクイズ大会ですね。ミョウガさんが難問奇問をたくさん用意していますので楽しみにしていてください。

モサ子:そうですね。

ISUZU:種族対抗コロシアムトーナメントは、その名の通り種族別でパーティーを組んでもらい競っていただきます。コロシアムはドラクエナイトの名物企画で、過去にはチーム対抗というのもやったことがありますが、種族対抗は今回が初めての試みです。

意外と同種族間の絆って強いですからね。どんな戦いを見せてくれるのか期待していただければと思います。

その他にもドレスアップコンテストやトークなど様々なコンテンツをご提供する予定する予定ですので、モチベーションのプライオリティをどこに置くかはお客様におまかせという感じですね。




--ドラクエナイトはキャストの皆様のコスプレ衣装も楽しみのひとつですが、今回は何をやるのかもう決めていらっしゃいますか?

ISUZU:秘密です(笑)たぶん今回も新作の衣装を用意するとは思いますが。

アサインされているキャストのみんなは何をするかコミットするのがいつもギリギリなんですよね。まだ決めてないキャストがほとんどじゃないかと思います。

モサ子:そうですね。


--今後の展開を教えてください。

ISUZU:DQXもバージョン3が始まりましたが、次第に更新内容が落ち着いてきているというか安定してきているという印象を受けます。こうなってくるとあとはプレイヤー自身がいかにゲームを能動的に楽しむかということが大切ではないでしょうか。

ですから、二丁目にDQXワールドをアウトプットしていくことでゲイプレイヤーの皆様のモチベーションアップなどのお手伝いを少しでもドラクエナイトができればなんて思っています。

そして現在でも新規にDQXを始める方もいらっしゃいます。そういった新規プレイヤーを含めて、みなさんの出会いと交流の機会として今後も皆様にとってベネフィットのある楽しいスペースをご提供していきたいと考えています。

そのためにもドラクエナイトは企画内容の更なるクオリティアップ、キャストのリテンション施策、会場の快適さの向上などに今後も注力していきます。

モサ子:頑張っていきます。

握手
がっちりと握手を交わすISUZU氏とモサ子氏



2013年に始まりまもなく2周年を迎えるドラクエオフ会X。その立ち上げや運営には様々な困難と苦労、そして楽しさがあった。「DQXに出会えてよかった」と語るISUZU氏の目には確かな情熱を感じさせた。




ISUZU
ドラァグクイーン、女装家、ダンサー、パフォーマー。
愛知県出身。
現在は東京を中心にRUSH CRUISE、PARTY、SURF、じゃぱんぐ♪など人気ゲイイベントに多数出演中。

モサ子
モサ子
猫背女装。
茨城県出身。
キャリアだけ長い駆け出し。

(取材・文:M.yoga)

※ネタです



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1 件のコメント :

  1. 人間ときどきオーガ2015年10月8日 10:58

    モサ子が相槌しかしてない件www

    返信削除

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